ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

過酸化水素が損傷したクローン9細胞株にて、無菌炎症蛋白質NLRP3とカスパーゼ1はケルセチンが減少する

Quercetin decreases sterile inflammation proteins NLRP3 and caspase 1 in clone-9 cell line damaged by hydrogen peroxide

著作名:
Erhan Sahin
Sinem Dabagoglu Psav
Varol Sahinturk
Ayse Tansu Koparal
出典:
Rendiconti Lincei. Scienze Fisiche e Naturali
2021
2021
911–919
DOI:
10.1007/s12210-021-01031-y
キーワード:
クローン9細胞株
過酸化水素
ケルセチン
活性酸素種
NLRP3インフラマソーム
カスパーゼ-1
要旨:
クローン9細胞株に、過酸化水素で酸化ストレスをかけた。278 μMの過酸化水素が細胞核に核濃縮を引起こし、15 μMのケルセチンが核濃縮から保護した。また、予めケルセチン処置すると、過酸化水素による活性酸素種の発生を有意に抑制した。NLRP3インフラマソームとカスパーゼ-1の免疫応答は、過酸化水素処理で増加するが、ケルセチンは構成する蛋白質の発現を減少した。