高リスク腺腫の食物性フラボノールによる再発予防の指標、インターロイキン-6
Interleukin-6 as a Potential Indicator for Prevention of High-Risk Adenoma Recurrence by Dietary Flavonols in the Polyp Prevention Trial
- 著作名:
- Gerd Bobe
- Paul S. Albert
- Leah B. Sansbury
- Elaine Lanza
- Arthur Schatzkin
- Nancy H. Colburn
- Amanda J. Cross
- 出典:
- Cancer Prevention Research
- 2010
- 3
- 764–775
- DOI:
- 10.1158/1940-6207.CAPR-09-0161
- 要旨:
- 直近6ヶ月の内視鏡検査で、少なくとも1つの結腸直腸腺腫細胞が確認された被験者872名を対象とする、臨床研究。血中ポリフェノール濃度と、結腸直腸癌のリスク因子との関係を、4年間に渡り追跡調査した。低脂肪食・高線維食・野菜や果物の豊富な摂取が、血中ポリフェノール(イソラムネチン・ケンフェロール・ケルセチン)濃度を上昇させることは既に知られている。今回の知見として、ポリフェノールの摂取は、血中IL-6濃度・リスク因子・結腸直腸癌の進行とは負の相関があることを明らかにした。