ケルセチンの摂取と上気道感染症: 無作為化コミュニティ臨床試験
Quercetin supplementation and upper respiratory tract infection: A randomized community clinical trial
- 出典:
- Pharmacological Research
- 2010
- 62
- 237-242
- DOI:
- 10.1016/j.phrs.2010.05.001
- 要旨:
- 18~85歳の上気道感染症(URTI)患者1002名を対象とする、ケルセチンの服用の影響を検証した、二重盲検臨床研究。ランダムに3群に分け、ケルセチン(1000 or 500 mg/day)もしくはプラセボを12週間服用した。被験者全体を解析すると、3群間で差が見られなかった。サブグループ解析の結果、40歳以上のケルセチン1000群は、URTIの重症化(36%減、P=0.02)および総症状日数(31%減、P=0.05)に服用効果を認めた。