病原性カルバペネム耐性大腸菌および肺炎桿菌における、ケルセチンとメロペネムの相乗効果
Demonstration of bactericidal and synergistic activity of quercetin with meropenem among pathogenic carbapenem resistant Escherichia coli and Klebsiella pneumoniae
- 出典:
- Microbial Pathogenesis
- 2020
- 143
- 104120
- DOI:
- 10.1016/j.micpath.2020.104120
- 要旨:
- ケルセチンとβ-ラクタム抗生物質メロペネムとの組合せは、カルバペネム耐性を獲得した大腸菌・肺炎桿菌に有効である。ケルセチン単独では、カルバペネム耐性腸内細菌の最小発育阻止濃度が16–256 μg/mLであり、メロペネムの約1/4であった。しかし両者を組合せると、全カルバペネム耐性腸内細菌の89%に有効という相乗効果が生じた。