ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは酸化還元の恒常性を不均衡にして、キヌレニン経路を活性化する

Quercetin Caused Redox Homeostasis Imbalance and Activated the Kynurenine Pathway

要旨:
ケルセチンに抗菌活性があるのは何故かを解明した研究。黄色ブドウ球菌および大腸菌をケルセチンと共培養し、細胞内の生化学分析を行った。ケルセチンは一般に抗酸化作用を有すが、菌細胞内では逆の挙動を示し、過酸化脂質と酸化ストレスを増大させた。また、キヌレニン経路を活性化して、菌の栄養源となるトリプトファンを代謝により枯渇させた。