ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはMAPK/NLRP3インフラマソーム経路を阻害して、緑膿菌に感染したヒトマクロファージのIL-1β産出を下方調節する

Quercetin negatively regulates IL-1β production in Pseudomonas aeruginosa-infected human macrophages through the inhibition of MAPK/NLRP3 inflammasome pathways

著作名:
Kasem Chanjitwiriya
Sittiruk Roytrakul
Duangkamol Kunthalert
出典:
PLoS ONE
2020
15
e0237752
DOI:
10.1371/journal.pone.0237752
キーワード:
緑膿菌
IL-1β
ケルセチン
MAPK
NLRP3インフラマソーム
要旨:
緑膿菌が惹起する感染細胞内での炎症誘導物質IL-1βの産出をケルセチンが阻害するが、宿主細胞への毒性は示さない。ケルセチンは、p38 MAPKおよびJNK2のリン酸化を阻害して、MAPKシグナル伝達経路を抑制する。ケルセチンはまた、NLRP3インフラマソームの発現も抑制した。