マウスにおける2種の有望な抗菌剤: 4-クロロ水銀安息香酸とケルセチンの毒性学的および行動学的研究
Toxicological and behavioral study of two potential antibacterial agents: 4-chloromercuribenzoic acid and quercetin on Swiss-albino mice
- 出典:
- Drug and Chemical Toxicology
- 2020
- 43
- 645-655
- DOI:
- 10.1080/01480545.2018.1517774
- 要旨:
- カルバペネム耐性グラム陰性菌に有効な抗菌剤の候補として、ケルセチンと4-クロロ水銀安息香酸との特性を比較した。同菌の最小発育阻止濃度は、ケルセチンが16~256 μg/mL、4-クロロ水銀安息香酸が4~256 μg/mLであった。エビを用いる毒性試験のLC50値は、ケルセチンが448.45 ± 0.46 mg/L、4-クロロ水銀安息香酸が91.57 ± 0.35 mg/Lであった。マウスを用いる耐性試験では、両者とも低濃度では形質に変化が見られず、高濃度では毒性の傾向にあったが死には至らなかった。