入院患者から分離した肺炎桿菌株を用いる、10種類のフラボノイドの抗酸化および抗菌スクリーニングより発見した有望抗菌剤ルチン
Antioxidant and antibacterial study of 10 flavonoids revealed rutin as a potential antibiofilm agent in Klebsiella pneumoniae strains isolated from hospitalized patients
- 出典:
- Microbial Pathogenesis
- 2021
- 159
- 105121
- DOI:
- 10.1016/j.micpath.2021.105121
- 要旨:
- 肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)の成長とバイオフィルム形成を阻害する物質を探索するにあたり、抗酸化作用を有するフラボノイドに着目した。10種類のフラボノイドをスクリーニングした結果、ルチンが最強の活性を示した。ルチンは、luxSおよびwabG遺伝子の発現を下方調節した。