ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

インフルエンザウィルス感染実験における、ルチンとケルセチンのモノオキシゲナーゼ活性への影響

Effects of rutin and quercetin on monooxygenase activities in experimental influenza virus infection

要旨:
ルチン、ケルセチン、両者の組合せをそれぞれ投与したマウスに、インフルエンザウィルスを感染させた。フラボノイドの投与は、インフルエンザによる肺および肝臓の酸化的な損傷を防止した。肺: ルチン-30%、ケルセチン-40%、組合せ-45%。肝臓: ルチン-12%、ケルセチン-40%、組合せ-50%。ルチンもケルセチンも、感染5日間には各種モノオキシゲナーゼ(NADPH-シトクロムcレダクターゼ、アミノピリンN-デメチラーゼ、アナルギンN-デメチラーゼ)を不活性化した。