リーシュマニア症感染実験におけるルチンの抗寄生虫活性: スチボグルコン酸ナトリウム感受性および耐性寄生虫への効果
Activity of rutin, a potent flavonoid against SSG-sensitive and -resistant Leishmania donovani parasites in experimental leishmaniasis
- 出典:
- International Immunopharmacology
- 2018
- 64
- 372-385
- DOI:
- 10.1016/j.intimp.2018.09.026
- 要旨:
- リーシュマニア症の治療薬である、スチボグルコン酸ナトリウム(SSG)が有効な寄生虫と、SSG耐性寄生虫をそれぞれ、マウスに感染させた。ルチンの投与はどちらの感染マウスにも有効であり、NF-κBおよびiNOS遺伝子の発現を上方調節した。ルチンのリーシュマニア寄生虫駆除活性は、DTH応答・T細胞・Th1サイトカインの増加など、細胞性免疫応答の誘発と関連していた。