ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはフルコナゾール耐性candida albicansを感作し、クオラムセンシングを調節して、アポトーシス細胞死を誘導する

Quercetin Sensitizes Fluconazole-Resistant Candida albicans To Induce Apoptotic Cell Death by Modulating Quorum Sensing

著作名:
B. N. Singh
D. K. Upreti
B. R. Singh
G. Pandey
S. Verma
S. Roy
A. H. Naqvi
A. K. S. Rawat
出典:
Antimicrobial Agents and Chemotherapy
2015
59
2153-2168
DOI:
10.1128/AAC.03599-14
キーワード:
真菌
変異株
フルコナゾール
耐性
ケルセチン
要旨:
真菌candida albicansの変異株NBC099は、広く使用されている抗菌剤フルコナゾールに耐性を持つ。しかしながら、ケルセチンがフルコナゾールを活性化する機能を見出した。ケルセチンは、バイオフィルムの形成・菌糸の発育・各種酵素の働きを阻害する。その結果、フルコナゾールとケルセチンとを併用すれば、NBC099に効果を示すようになる。