ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは真菌の数を減らし、パターン認識受容体と炎症性サイトカインを阻害して、aspergillus fumigatus角膜炎を改善する

Isorhamnetin Ameliorates Aspergillus fumigatus Keratitis by Reducing Fungal Load, Inhibiting Pattern-Recognition Receptors and Inflammatory Cytokines

著作名:
Xue Tian
Xudong Peng
Jing Lin
Yingxue Zhang
Lu Zhan
Jiao Yin
Ranran Zhang
Guiqiu Zhao
出典:
Investigative Ophthalmology & Visual Science
2021
62
38
DOI:
10.1167/iovs.62.3.38
キーワード:
真菌
マウス
角膜炎
イソラムネチン
角膜上皮細胞
動物実験
要旨:
真菌aspergillus fumigatusで惹起したマウスの真菌性角膜炎モデルに、イソラムネチンが効果を示した。イソラムネチンは臨床スコアの重症度を改善し、好中球の取込みを阻害した。さらに、TLR-2・TLR-4・デクチン1・IL-1β・TNF-αは、mRNAと蛋白質の両方のレベルで発現を顕著に阻害した。また、ヒト角膜上皮細胞にaspergillus fumigatusとイソラムネチンを添加したvitro実験では、細胞の生存に影響を与えず、真菌の成長を阻害した。