ケルセチンはTLR4/MyD88/NF-κBシグナル伝達経路を調節して、糖尿病性末梢神経障害のモデルラットの炎症を軽減する
Quercetin reduces inflammation in a rat model of diabetic peripheral neuropathy by regulating the TLR4/MyD88/NF-κB signalling pathway
- 出典:
- European Journal of Pharmacology
- 2021
- 912
- 174607
- DOI:
- 10.1016/j.ejphar.2021.174607
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病モデルラットにケルセチンを投与すると、疼痛閾値、神経伝導速度、坐骨神経の形態変性が堅調に改善された。ケルセチンはTNF-αおよびIL-1βを著しく減少し、坐骨神経中のTLR4・MyD88・NF-κBの発現を下方調節した。よって、ケルセチンの抗炎症作用の本質は、TLR4/MyD88/NF-κBシグナル伝達の抑制である。