ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ガラクトシル化キトサンにケルセチンを担持したリポソームは、リポ多糖/D-ガラクトサミンで誘発した急性肝障害を予防する

Quercetin loaded liposomes modified with galactosylated chitosan prevent LPS/D-GalN induced acute liver injury

著作名:
Xinbo Wei
Depeng Yang
Zheng Xing
Chen Zhao
Li Wang
Yubo Fan
Huan Nie
Haifeng Liu
出典:
Materials Science and Engineering: C
2021
131
112527
DOI:
10.1016/j.msec.2021.112527
キーワード:
ケルセチン
リポソーム
マウス
マクロファージ
M1/M2極性化
肝保護
動物実験
要旨:
ガラクトシル化したキトサンを用いて、ケルセチンをアニオン性のリポソームに担持した製剤を設計した。この新規リポソーム製剤をマウスの尾に静脈注射すると、マクロファージのM2極性化を促進した。また急性肝障害のモデルマウスでは、AST・ALT・ALPの上昇とGSHの減少も抑制した。すなわち、リポソーム製剤の肝保護効果を確認したことになる。