ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鼻から脳への送達を目的とする、ケルセチンとクルクミンを含むナノ乳濁液: in vitroおよびin vivo研究

Nanoemulsion containing a synergistic combination of curcumin and quercetin for nose-to-brain delivery: In vitro and in vivo studies

著作名:
Hitendra S. Mahajan
Nayana D. Patil
出典:
Asian Pacific Journal of Tropical Biomedicine
2021
11
510-518
DOI:
10.4103/2221-1691.328058
キーワード:
クルクミン
ケルセチン
ナノ乳濁液
膠芽腫
U373-MG
鼻~脳薬物送達
U87MG
マウス
動物実験
要旨:
クルクミンとケルセチン2:1を高圧均質化にて、ナノ乳濁液に調製した。このナノ乳濁液は、ヒト由来神経膠芽腫細胞株U373-MGの増殖を抑制した。鼻から脳への薬物直接送達をラットで評価したところ、クルクミンが44.05±0.93%、ケルセチンが38.25±0.83%であった。U87MGをヌードマウスに皮下移植したモデルでは、ナノ乳濁液とドキソルビシンが同等の腫瘍組織成長阻害効果を示した。