ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

COVID-19関連肺炎患者におけるケルセチンの有効性

Quercetin effectiveness in patients with COVID-19 associated pneumonia

要旨:
200名のCOVID-19患者を対象とする、通常の治療にケルセチン処置を追加した際の効果を検証した臨床研究。100名ずつランダムに2群に分け、ケルセチン群は通常の治療に追加して、最初の10日間にケルセチン/ポリビニルイロリドンの静脈内点滴を施し、その後の10日間のケルセチン/ペクチンの経口投与を行った。一方、対照群は通常の治療のみを行った。この間の疾患の症状(飽和レベル、呼吸数、体温、咳、全身の脱力感)と、バイオマーカー(C反応性蛋白質、フェリチン、D-ダイマー)を評価した。ケルセチン処置は肺機能の回復を加速し、D-ダイマーを安定化させ、対照群より2日早く治療効果の指標を満たした。