ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

用途の広いケルセチン: マウスの肝臓における毒性と差次的発現遺伝子

A versatile flavonoid Quercetin: Study of its toxicity and differential gene expression in the liver of mice

著作名:
Prabhat Singh
Sharad Sharma
Srikanta Kumar Rath
出典:
Phytomedicine Plus
2021
1
100148
DOI:
10.1016/j.phyplu.2021.100148
キーワード:
マウス
ケルセチン
高容量投与
肝毒性
差次的発現遺伝子
動物実験
要旨:
高容量(500, 1000, 1500, 2000 mg/kg)のケルセチンをマウスに投与した際の、肝毒性を調べた。ALT・AST・ALP・乳酸脱水素酵素は、1500~2000 mg/kgで顕著に増大した。過酸化脂質は1000 mg/kg以上で顕著に上昇し、GSHは1000 mg/kg以上で減少し始め、SOD活性は2000 mg/kgでピークに達した。遺伝子発現解析では、36の上方調節された遺伝子と、119の下方調節された遺伝子からなる、155の差次的発現遺伝子を認めた。