ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パーキンソン病のラットモデルにおける空間記憶・海馬の抗酸化防御・脳由来神経栄養因子の濃度に対するケルセチンの効果: 電気生理学的研究

Effects of quercetin on spatial memory, hippocampal antioxidant defense and BDNF concentration in a rat model of Parkinson’s disease: An electrophysiological study

要旨:
パーキンソン病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。アポモルヒネ誘発回転テストおよびモリスの水迷路試験にてスコアの改善を認め、歩行障害と空間的記憶障害の改善を示唆した。特に歩行速度と歩幅の改善が著しかった。ケルセチンはまた、海馬中のマロンジアルデヒドを減少し、抗酸化能を高め、脳由来神経栄養因子(BDNF)を増大した。