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リポ多糖で刺激したヒト歯肉線維芽細胞に対する、Nrf2シグナル伝達経路の活性化によるイソラムネチンの抗炎症効果

Anti-inflammatory effects of isorhamnetin on LPS-stimulated human gingival fibroblasts by activating Nrf2 signaling pathway

著作名:
Feng Qi
Ji-hao Sun
Jia-qun Yan
Chun-mei Li
Xue-chao Lv
出典:
Microbial Pathogenesis
2018
120
37-41
DOI:
10.1016/j.micpath.2018.04.049
キーワード:
歯肉線維芽細胞
リポ多糖
歯周炎
イソラムネチン
抗炎症作用
Nrf2
要旨:
ヒト歯肉線維芽細胞にリポ多糖で炎症を惹起して、歯周炎のモデルとした。リポ多糖が発生した歯肉線維芽細胞中の炎症性物質(プロスタグランジンE2・一酸化窒素・IL-6・IL-8)は、イソラムネチンが減少し、リポ多糖が活性化したNF-κBも阻害した。イソラムネチンはまた、Nrf2とHO-1の発現を上方調節した。Nrf2をノックアウトするsi-RNAがイソラムネチンの抗炎症作用を打消したため、イソラムネチンの作用機序はNrf2の活性化に確定した。