ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとビタミンC: SARS-CoV-2関連疾患(COVID-19)の予防と治療、実験的で相乗的な治療法

Quercetin and Vitamin C: An Experimental, Synergistic Therapy for the Prevention and Treatment of SARS-CoV-2 Related Disease (COVID-19)

著作名:
Ruben Manuel Luciano Colunga Biancatelli
Max Berrill
John D. Catravas
Paul E. Marik
出典:
Frontiers in Immunology
2020
11
1451
DOI:
10.3389/fimmu.2020.01451
キーワード:
総説
COVID-19
ケルセチン
ビタミンC
相乗効果
要旨:
ケルセチンとビタミンCとの組合せを、COVID-19の治療と予防に適用できる可能性を論じた総説。前半は、ケルセチンの抗ウィルス作用に関する研究全般を述べているが、COVID-19にも効く最近の成果にも言及している。後半は、ケルセチンの薬物動態と安全性データに基づき、肺に有効濃度で到達するには1日500 mgの服用を推奨している。最後に、ケルセチンが抗酸化力を発揮すると自身が酸化されることに着目し、酸化体を元のケルセチンに戻す役割には、ビタミンCが適切であると主張している。