ケルセチンとイソケルシトリンは、Lkb1-Ampka経路を介して肝臓の糖新生を阻害する
Quercetin And Isoquercitrin Inhibiting Hepatic Gluconeogenesis Through Lkb1-Ampka Pathway
- 出典:
- Acta Endocrinologica
- 2020
- 16
- 9-14
- DOI:
- 10.4183/aeb.2020.9
- 要旨:
- ケルセチンおよびイソケルシトリンは、肝細胞中の糖新生を阻害した。マウス由来肝細胞をケルセチンもしくはイソケルシトリンの存在下で培養すると、添加しない時と比べて、培養液上清のグルコース濃度が顕著に低下した。また、PEPCKおよびLKB1をコードするmRNAの発現も顕著に低下した。従って、LKB1を下方調節してAMPKαへのリン酸化を抑制する、糖新生阻害メカニズムを提唱した。