ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

SARS-CoV-2スパイク疑似型ウィルスに対する、イソラムネチンの有望なin vitro活性

Potential antiviral activity of isorhamnetin against SARS-CoV-2 spike pseudotyped virus in vitro

著作名:
Yingzhuan Zhan
Wenjing Ta
Wenjuan Tang
Ruochen Hua
Jue Wang
Cheng Wang
Wen Lu
出典:
Drug Development Research
2021
82
1124-1130
DOI:
10.1002/ddr.21815
キーワード:
SARS-CoV-2
スパイク蛋白質
ACE2
イソラムネチン
COVID-19
要旨:
新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の感染は、そのスパイク蛋白質(ウィルスの表面に存在するとげ状の蛋白質)が、肺に存在するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)に結合して起こる。よって、SARS-CoV-2のスパイク蛋白質と親和性が高い低分子化合物が、COVID-19の治療薬の候補となる。今回、イソラムネチンを評価したところ、2.51 ± 0.68 μMという非常に高い親和性を示した。