ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは、過酸化水素による酸化的損傷から内皮細胞モデルCRL1730を保護する

Isorhamnetin Protects Endothelial Cells Model CRL1730 From Oxidative Injury By Hydrogen Peroxide

要旨:
ヒト臍帯静脈内皮細胞株CRL1730に過酸化水素で惹起した酸化ストレス(血管内皮損傷のモデル)は、イソラムネチンが軽減した。細胞の壊死率は、5.7もしくは11.4 μg/mLのイソラムネチン濃度で顕著に減少した。血漿糖蛋白質フォン・ヴィレブランド因子は、5.7 μg/mLの濃度で顕著に減少した。損傷に伴って増えるトロンボモジュリンおよび乳酸脱水素酵素のレベルは、5.7もしくは11.4 μg/mLの濃度で元に戻った。