ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

豚繁殖・呼吸障害症候群のI型生ワクチンを接種したブタの、ケルセチンの投与と、高病原性II型ウィルスへの応答

Oral supplementation of quercetin in PRRSV-1 modified-live virus vaccinated pigs in response to HP-PRRSV-2 challenge

要旨:
ケルセチンが免疫調整機能を有することを、ex vivoおよびin vivoで実証した、初の論文。豚繁殖・呼吸障害症候群ウィルス(PRRSV)-Iワクチンを接種したブタに、ケルセチンを投与すると、高病原性のPRRSV-IIで惹起されるインターフェロン関連遺伝子の発現が促進された。従ってケルセチンには、PRRSV-IワクチンでPRRSV-IIが原因のウィルス血症を保護できる「クロス免疫」誘導作用があることが示された。