敗血症におけるケルセチンの治療効果と作用機序の包括的なシステマティックレビュー
A comprehensive systematic review of the therapeutic effects and mechanisms of action of quercetin in sepsis
- 著作名:
- Arash Karimi
- Fatemeh Naeini
- Vahid Asghari Azar
- Malihe Hasanzadeh
- Alireza Ostadrahimi
- Hamid Reza Niazkar
- Majid Mobasseri
- Helda Tutunchi
- 出典:
- Phytomedicine
- 2021
- 86
- 153567
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2021.153567
- 要旨:
- ケルセチンの敗血症への作用に関する論文をシステマティックレビューした。各種データベースから得たヒット672件より、基準に適合する35件の論文を選定した。抗炎症・抗酸化・Toll様受容体をコードするmRNAの下方調節・炎症応答の調節・敗血症に伴う臓器不全の緩和の各作用により、ケルセチンは有効性を示した。結論として、臨床研究に進むために十分な動物実験のデータがそろっている。