ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとケルセチンの抗酸化作用は、オキサリプラチンによる慢性的な痛みを伴う末梢神経障害を抑制する

The antioxidant effects of the flavonoids rutin and quercetin inhibit oxaliplatin-induced chronic painful peripheral neuropathy

要旨:
オキサリプラチンは大腸癌の治療薬として汎用されているが、しばしば神経痛が伴い、適切な対処手段がない。マウスに予めルチン又はケルセチンを投与した上でオキサリプラチンを注射すれば、神経痛を回避できる。問題の神経痛は、酸化ストレスで神経組織が損傷するため、フラボノイドの抗酸化力が活かされる。