ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

グルタミン酸が誘発する酸化的なHT22細胞の死に対する、Nrf2およびHO-1シグナル伝達経路の活性化を介した、イソケルシトリンとケルセチンの相乗的な保護: チョウセンカクレミノ葉の神経保護原理およびメカニズム

Synergistic Protection by Isoquercitrin and Quercetin against Glutamate-Induced Oxidative Cell Death in HT22 Cells via Activating Nrf2 and HO-1 Signaling Pathway: Neuroprotective Principles and Mechanisms of Dendropanax morbifera Leaves

要旨:
チョウセンカクレミノ(dendropanax morbifera)の葉から、抗酸化物質5種を分離・同定した。その中の内ケルセチンとイソケルシトリンが、神経保護作用を示した。マウス由来海馬神経細胞HT22にグルタミン酸を添加すると、酸化的な細胞死・ミトコンドリア不全・Ca濃度の調節不全が起こる。しかし、ケルセチンとイソケルシトリンの共添加は、これらを阻害し、Nrf2とHO-1の発現を顕著に増加させた。