ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ダイアジノンによるマウスの急性中毒における、アセチルコリンエステラーゼとブチリルコリンエステラーゼの再活性化に対する、クロセチンとルチンの効果

The effect of crocetin and rutin on acetylcholinesterase and butyrylcholinesterase enzymes reactivation in acute poisoning by diazinon in mice

要旨:
農薬ダイアジノンで惹起したマウスの急性神経毒性に、ルチンおよびクロセチンが保護作用を発揮した。ダイアジノンが失活させたアセチルコリンエステラーゼ(AChE)・ブチリルコリンエステラーゼ(BChE)の活性を上昇させた。ルチン200 mg/kgもしくはクロセチン100 mg/kgの投与で、AChE活性は顕著に上昇した。また、BChE活性の上昇には、ルチン200 mg/kgもしくはクロセチン200 mg/kgを要した。