ケルセチンとカテキンは、ロテノンが誘発する神経毒性における酸化還元不均衡と神経化学的機能不全を緩和する: In silico研究で裏付けたin vivo比較実験
Quercetin and catechin assuage redox imbalance and neurochemical dysfunction in rotenone-induced neurotoxicity: A comparative in vivo experiment supported by in silico study
- 出典:
- Phytomedicine Plus
- 2021
- 1
- 100077
- DOI:
- 10.1016/j.phyplu.2021.100077
- 要旨:
- 殺虫剤ロテノンで惹起したラットの神経毒性を、ケルセチン(またはカテキン)が保護した。ケルセチンもしくはカテキンを投与すると、ロテノンが海馬および皮質中にもたらした、Na+K+ATPアーゼの不活性化と乳酸脱水素酵素の過剰発現を緩和した。ケルセチン(カテキン)はまた、アセチルコリンエステラーゼ・ドーパミン・グルタミン酸の調節不全と酸化ストレスの緩和も認めた。