ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを投与中のWistarおよびZucker leprfa肥満ラットの各臓器における、必須および毒性の微量元素の含有量

Content of essential and toxic trace elements in organs of obese Wistar and Zucker leprfa rats receiving quercetin

著作名:
Antonina A. Shumakova
Vladimir A. Shipelin
Nikita V. Trusov
Ivan V. Gmoshinski
出典:
Journal of Trace Elements in Medicine and Biology
2021
64
126687
DOI:
10.1016/j.jtemb.2020.126687
キーワード:
必須微量元素
毒性微量元素
Wistarラット
Zuckerラット
ケルセチン
動物実験
要旨:
毒性のある必須微量元素を餌に混ぜた際の、脳・肝臓・腎臓での挙動をWistar vs. Zuckerラット間で比較した。また、ケルセチンの影響も調べた。Zラットの脳内では、Wラットと比べてPb・Cd・Al・Cr・Ni・Fe・Vが増加した。ケルセチンは、ZラットのAlおよびNiを減らした。Zラットの肝臓では、Wラットと比べてCo・Zn・Mg・Fe・Se・Vが少なく、Crは多かった。ケルセチンは、肝臓のFe・Se・Vを減少させたが、Zラットに比べWラットの方が顕著であった。Zラットの腎臓では、Wラットと比べてCo・Cu・Csが少なく、Ni・Al・Seが多かった。ケルセチンは両方のラットの腎臓のVを減少させたが、SeおよびCsの減少はZラットのみで見られた。