酸化鉄ナノ粒子が誘発したラットの脳の酸化的変化は、ケルセチンが軽減する
Quercetin Attenuates Brain Oxidative Alterations Induced by Iron Oxide Nanoparticles in Rats
- 著作名:
- Mohamed F. Dora
- Nabil M. Taha
- Mohamed A. Lebda
- Aml E. Hashem
- Mohamed S. Elfeky
- Yasser S. El-Sayed
- Soad Al Jaouni
- Ali H. El-Far
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2021
- 22
- 3829
- DOI:
- 10.3390/ijms22083829
- 要旨:
- 酸化鉄ナノ粒子で惹起した脳組織の酸化的損傷から、ケルセチンがラットを保護した。酸化鉄ナノ粒子により、脳にマロンジアルデヒドが増大し、GSHが減少し、組織が損傷する。また、鉄の脳内蓄積と、クレアチンキナーゼとアセチルコリンエステラーゼが増大し、アドレナリン・セロトニン・メラトニンが減少する。しかし、ケルセチンはこの様な酸化的損傷を、濃度依存的に緩和した。