ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アロキサンが誘発した糖尿病性腎症および心筋症のモデルラットにて、ルチンは代謝性アシドーシスおよび線維症を改善する

Rutin ameliorates metabolic acidosis and fibrosis in alloxan induced diabetic nephropathy and cardiomyopathy in experimental rats

著作名:
Divya Ganesan
Abhishek Albert
Eldho Paul
Karthikeyan Ananthapadmanabhan
Rathinavel Andiappan
Selvam Govindan Sadasivam
出典:
Molecular and Cellular Biochemistry
2020
471
41–50
DOI:
10.1007/s11010-020-03758-y
キーワード:
糖尿病性腎症
心筋症
ルチン
ラット
動物実験
要旨:
アロキサンで惹起した、ラットの糖尿病性腎症および心筋症の状態を、ルチンが効果的に改善した。ルチンの投与は、アロキサンがもたらした尿ケトン体の生成・血中クレアチニンおよび尿素の上昇を緩和した。また、ルチンは血中の中性脂肪とコレステロール値を下げ、代謝性アシドーシスの関連遺伝子(AQP2・AQP3・V2R)の発現も抑制した。