ケルセチンはヒト甲状腺細胞をカドミウム毒性から保護する
Quercetin Protects Human Thyroid Cells against Cadmium Toxicity
- 著作名:
- Francesca Capriglione
- Jessica Maiuolo
- Marilena Celano
- Giuseppe Damante
- Diego Russo
- Stefania Bulotta
- Valentina Maggisano
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2021
- 22
- 6849
- DOI:
- 10.3390/ijms22136849
- 要旨:
- ヒト由来甲状腺細胞Nthy-ori-3-1に塩化カドミウムで処理すると、投与量および時間依存的に、成長が阻害された。ケルセチンには、塩化カドミウムの悪影響を打ち消す作用があることを見出した。すなわちケルセチンは、細胞外シグナル制御キナーゼのリン酸化レベルを回復させ、活性酸素の発生を抑制し、マロンジアルデヒドを減少し、小胞体ストレスに関与するGRP78の発現を低下した。