ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはヒト甲状腺細胞をカドミウム毒性から保護する

Quercetin Protects Human Thyroid Cells against Cadmium Toxicity

要旨:
ヒト由来甲状腺細胞Nthy-ori-3-1に塩化カドミウムで処理すると、投与量および時間依存的に、成長が阻害された。ケルセチンには、塩化カドミウムの悪影響を打ち消す作用があることを見出した。すなわちケルセチンは、細胞外シグナル制御キナーゼのリン酸化レベルを回復させ、活性酸素の発生を抑制し、マロンジアルデヒドを減少し、小胞体ストレスに関与するGRP78の発現を低下した。