ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高コレステロール血症ラットにおける、新規ルチンー銅錯体による脂質酸化および肝毒性の予防

Effectiveness of a new rutin Cu(II) complex in the prevention of lipid peroxidation and hepatotoxicity in hypercholesterolemic rats

要旨:
新規にルチンー銅錯体を調製し、構造を各種スペクトルで確認した。高脂肪食で惹起した高コレステロール血症のモデルラットに、通常のルチンとルチンー銅錯体を、それぞれ投与した。両者とも、個別ではあるが有意差には至らない、総コレステロールとLDLの増加抑制を認めた。しかし、ルチンー銅錯体は、中性脂肪と好中球を顕著に減少し、肝臓の病変を予防した。