デヒドロエピアンドロステロンがラットに誘発する多嚢胞性卵巣症候群の治療法としてのケルセチン: 血液・子宮・卵巣における挙動
The phytoestrogen, quercetin, in serum, uterus and ovary as a potential treatment for dehydroepiandrosterone-induced polycystic ovary syndrome in the rat
- 出典:
- Reproduction, Fertility and Development
- 2020
- 32
- 313-321
- DOI:
- 10.1071/RD19072
- 要旨:
- デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)で惹起したラットの多嚢胞性卵巣症候群を、ケルセチンが効果的に緩和した。DHEAが減少させた卵巣および子宮中のnesfatin-1・adipoR1遺伝子の発現と血中アディポネクチン量を、ケルセチンが増大させた。またケルセチンは、低下したエストロゲンの機能を回復させた。