ドキソルビシンが誘発したラットの卵巣および子宮毒性における立体的および組織病理学的評価と、ケルセチンとビタミンEの緩和効果
Stereological and histopathological evaluation of doxorubicin-induced toxicity in female rats’ ovary and uterus and palliative effects of quercetin and vitamin E
- 出典:
- Human & Experimental Toxicology
- 2020
- 39
- 1710-1724
- DOI:
- 10.1177/0960327120937329
- 要旨:
- 抗癌剤ドキソルビシンで惹起したラットの卵巣および子宮毒性を、ケルセチンもしくはビタミンEが保護した。ドキソルビシンとケルセチンの共投与もしくはドキソルビシンとビタミンEの共投与は、ドキソルビシンの単独投与と比べて、卵巣中の小胞数の劇的な低下・卵巣および子宮の体積と構造の正常化が見られた。しかも、問題となるような副作用を認めなかった。