ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヤギの黄体形成顆粒膜細胞における、過酸化水素が誘導するアポトーシスとステロイド産出障害は、ケルセチンが軽減する

Quercetin alleviated H2O2-induced apoptosis and steroidogenic impairment in goat luteinized granulosa cells

著作名:
Manman Li
Yang Xue
Hao Yu
Dagan Mao
出典:
Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
2020
34
e22527
DOI:
10.1002/jbt.22527
キーワード:
顆粒膜細胞
ケルセチン
アポトーシス
エストロゲン
要旨:
ヤギの黄体顆粒膜細胞を用いる、ケルセチンの薬効評価。過酸化水素で惹起した同細胞のアポトーシスは、ケルセチンが減少させ、同時にBAX・BCL‐2・カスパーゼ-3の発現を正常化した。また、Nrf2をコードするmRNAとその下流にある遺伝子の発現を促進し、細胞の生存性を向上させた。ケルセチンは、過酸化水素がもたらしたプロゲステロン分泌の減少を是正したが、エストロゲンの異常に対する効果は見られなかった。