ケルセチンが結合した超常磁性酸化鉄ナノ粒子(QCSPION)は、miR-27aを介してNrf2の発現を増加させ、糖尿病ラットの記憶機能障害を予防する
Quercetin-conjugated superparamagnetic iron oxide nanoparticles (QCSPIONs) increases Nrf2 expression via miR-27a mediation to prevent memory dysfunction in diabetic rats
- 出典:
- Scientific Reports
- 2020
- 10
- 15957
- DOI:
- 10.1038/s41598-020-71971-2
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起したI型糖尿病モデルラットを用い、ケルセチンーの糖尿病性認知機能不全の緩和効果を検証した。ナノ粒子を35日間投与すると、糖尿病状態で上昇したmiR-27aの発現が減少し、Nrf2・SOD1・CATを合成するmRNAの発現が増大した。しかし、GPX1の挙動に関する有意差は認められなかった。