ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとビタミンEの組合せは、肝臓-血液-卵巣の信号軸を介して、メス老ブロイラーの卵黄前駆体合成と卵胞発達を促進する

Combination of Quercetin and Vitamin E Supplementation Promotes Yolk Precursor Synthesis and Follicle Development in Aging Breeder Hens via Liver–Blood–Ovary Signal Axis

要旨:
435日齢のメス老ブロイラーを4群に分けた: 1) 通常の餌のみ、2) 通常の餌+ケルセチン 0.4 g/kg、3) 通常の餌+ビタミンE 0.2 g/kg、4) 通常の餌+ケルセチン 0.4 g/kg+ビタミンE 0.2 g/kg。それぞれの餌を10日間投与すると、組合せ群は他3群と比べて顕著に、老化による肝臓の損傷を改善した。また、肝臓・血液・卵巣中の抗酸化能の向上も、組合せ群が顕著であった。エストロゲン・卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンと、これらホルモンの受容体、卵黄の合成に関与するmRNAの何れにおいても、組合せ群が顕著に増大した。