ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

卵核胞期における、ヒツジ卵母細胞の凍結保存に対するケルセチンの効果

Quercetin effect on the efficiency of ovine oocyte vitrification at GV stage

著作名:
Najmeh Davoodian
Ali Kadivar
Ebrahim Ahmadi
Hassan Nazari
Hossein Mehrban
出典:
Theriogenology
2021
174
53-59
DOI:
10.1016/j.theriogenology.2021.07.027
キーワード:
卵母細胞
卵核胞期
ケルセチン
凍結保存
要旨:
受精したヒツジの卵母細胞の卵核胞期における、ケルセチンの添加効果を検証した。凍結保存歴のない卵母細胞では、ケルセチン処理が卵割率を有意に高めた。凍結保存して解凍した卵母細胞の場合、培地にケルセチンを添加すると、未処理の卵母細胞と比較して、生存率・卵割率・総胚盤胞率が増加した。体外成熟させた場合のケルセチン添加は、卵母細胞の生存率に差を示さなかった。