I型糖尿病とアレルギー性喘息の両方のマウスにおける調節不全のTh1 / Th2サイトカインバランスに対するケルセチンの免疫調節効果
Immunomodulatory effect of Quercetin on dysregulated Th1/Th2 cytokine balance in mice with both type 1 diabetes and allergic asthma
- 出典:
- Journal of Applied Pharmaceutical Science
- 2020
- 10
- 080-087
- DOI:
- 10.7324/JAPS.2020.103010
- 要旨:
- アロキサンでインスリン産出機能を破壊した、I型糖尿病モデルマウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。オボアルブミンで気道過敏状態を惹起した後、ケルセチンを経口投与した。ケルセチンは、好酸球とIL-4を顕著に減少させ、インターフェロンγを増大させ、気道のアレルギー性炎症を緩和した。これらの結果は、I型糖尿病と喘息の悪化に共通する、Th1/Th2細胞調節不全の改善を示唆した。