高用量のビタミンD2がゼブラフィッシュ胚に誘発する酸化ストレス・発生毒性・催奇形性は、ケルセチンが軽減する
Quercetin Mitigates Oxidative Stress, Developmental Toxicity and Teratogenic Effects Induced by High-dose Vitamin D2 in Zebrafish Embryos
- 出典:
- Turkish Journal of Fisheries and Aquatic Sciences
- 2022
- 22
- TRJFAS20269
- DOI:
- 10.4194/TRJFAS20269
- 要旨:
- 受精後6時間のゼブラフィッシュの胚に高濃度のビタミンD2を作用すると、形態学的異常の発生すなわち催奇性が見られ、孵化の割合、心拍数、速度、体長、生存率が低下した。しかし、ケルセチンを共投与すると、催奇性が減少し、生存率を著しく改善した。ケルセチンは、炎症性サイトカインの産出と、細胞内活性酸素の発生を阻害した。