酸化亜鉛ナノ粒子のセルトリ細胞に対する毒性は、ケルセチンが改善する: オートファジーの強化および酸化ストレスの抑制
Quercetin ameliorates cytotoxic effects of zinc oxide nanoparticles on sertoli cells by enhancing autophagy and suppressing oxidative stress
- 出典:
- Andrologia
- 2021
- 53
- e13988
- DOI:
- 10.1111/and.13988
- 要旨:
- 酸化亜鉛ナノ粒子(ZO-NP)で惹起した、精巣中のセルトリ細胞株TM4への毒性を、ケルセチンが効果的に保護した。TM4にZO-NPを曝すと、生存率が大幅に減少し、アポトーシスが盛んに起こり、Bax/Bcl‐2比が減少した。また、オートファジー関連遺伝子の発現が下方調節され、活性酸素とマロンジアルデヒドが増大し、SOD・カタラーゼ・グルタチオン・GPxが減少した。しかし、ケルセチンを共添加すると、この様な異常を修復した。