ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

青酸イオンが誘発する内分泌機能障害にて、ケルセチンはCREM遺伝子発現を上方調節する

Quercetin upregulates CREM gene expression in cyanide-induced endocrine dysfunction

著作名:
Adeoye Oyewopo
Opeyemi Adeleke
Olawumi Johnson
Adebanji Akingbade
出典:
Heliyon
2021
7
e06901
DOI:
10.1016/j.heliyon.2021.e06901
キーワード:
青酸イオン
ケルセチン
ラット
精巣保護
CREM
動物実験
要旨:
青酸イオンで惹起した毒性から、ケルセチンがラットの精巣を保護した。青酸イオンの投与を30日継続すると、体重および精巣重量が顕著に減少した。しかし、その後26日のケルセチンの投与で、回復効果を認めた。青酸イオンとケルセチンの共投与を56日継続した場合も、ケルセチンが保護効果を発揮して、体重と精巣重量の減少を防止した。ケルセチンはCREM遺伝子を上方調節し、血中の卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン・テストステロン・GPx・亜鉛の低下を回復した。