ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

慢性的で予測不可能なストレスが誘発した精巣損傷にて、ケルセチンは活性酸素種/p53/bax/カスパーゼ-33軸を阻害して、性腺刺激ホルモンと精巣ホルモンを増強する

Quercetin inhibits ROS-p53-bax-caspase-3 axis of apoptosis and augments gonadotropin and testicular hormones in chronic unpredictable stress-induced testis injury

著作名:
Ismaeel Bin-Jaliah
出典:
International Journal of Morphology
2021
39
839-847
DOI:
?
キーワード:
ラット
ストレス
ケルセチン
精巣保護
精子保護
動物実験
要旨:
ラットに予測不可能なストレスを3週間与え続けると、精巣が損傷して、p53・Bax・カスパーゼ-3・マロンジアルデヒド・コルチコステロンが増大した。しかし、ストレスと並行してケルセチンを投与すると、これらの増大は抑制できたが、コルチコステロンだけは制御できなかった。ケルセチンはまた、ストレスがもたらす性腺刺激ホルモン・黄体形成ホルモン・テストステロン・Bcl-2・GPx・SODの減少も抑制した。同時に、精子欠乏症・精子無力症・奇形精子症もケルセチンが予防した。