ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは強力な抗酸化活性を示し、ロテノンの毒性が誘発した運動および非運動障害を回復する

Quercetin exhibits potent antioxidant activity, restores motor and non-motor deficits induced by rotenone toxicity

要旨:
殺虫剤ロテノンで惹起したパーキンソン病のモデルラットを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンを予め投与した際の予防効果と、ロテノン処置後にケルセチンを投与する治療効果の2通りを比較した。ケルセチンの投与は、ロテノンがもたらす運動障害・うつ病・認知障害を回復した。ケルセチンはまた、抗酸化酵素の活性を増強し、神経伝達物質の変化を軽減した。なお、予防効果は治療効果と比べて、より優れた結果を与えた。