ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

グルタミン酸デヒドロゲナーゼ1のノックダウンがき起こす、HCC細胞のミトコンドリア媒介性アポトーシス: ケルセチンと過メチル化アニゴプライシンAによる阻害

Mitochondria-Mediated Apoptosis of HCC Cells Triggered by Knockdown of Glutamate Dehydrogenase 1: Perspective for Its Inhibition through Quercetin and Permethylated Anigopreissin A

要旨:
肝細胞癌の特徴として、ヒトグルタミン酸デヒドロゲナーゼ1(hGDH1)の上方調節がある。 hGLUD1遺伝子のサイレンシングとGDH1の阻害は、細胞増殖の減少、Bcl-2発現レベルの減少、ミトコンドリア量と膜電位の低下を示した。すなわち、GDH1は肝細胞癌の治療薬の創薬ターゲットとなり得る。更に、hGDH1の阻害剤として、ケルセチンと過メチル化アニゴプライシンAを特定した。