イソケルシトリンはNrf2を介してアルドラーゼCを上方調節し、酸素グルコース欠乏-再酸素化がSH-SY5Y細胞に誘発する損傷を改善する
Isoquercitrin Upregulates Aldolase C Through Nrf2 to Ameliorate OGD/R-Induced Damage in SH-SY5Y Cells
- 出典:
- Neurotoxicity Research
- 2021
- 39
- 1959–1969
- DOI:
- 10.1007/s12640-021-00430-1
- 要旨:
- ヒト神経芽細胞株SH-SY5Yへの酸素グルコース欠乏-再酸素化を、脳卒中のモデルとして確立した。酸素グルコース欠乏-再酸素化はアポトーシスを誘導して細胞の生存率を低下させたが、イソケルシトリンの処置で回避できた。イソケルシトリンは、Nrf2とアルドラーゼCを上方調節した。一方で、アルドラーゼCのノックダウンはオートファジーを不活性化させ、イソケルシトリンの保護効果を打消した。