ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはグルタチオンおよびグルタチオンペルオキシダーゼを活性化して、成体ラットの精巣にカドミウムが誘発する酸化ストレス下にて、エタノールの悪影響を保護する

Rutin, an antioxidant flavonoid, induces glutathione and glutathione peroxidase activities to protect against ethanol effects in cadmium-induced oxidative stress in the testis of adult rats

要旨:
カドミウムとエタノールとを共投与すると、ラットの生殖毒性が出現し、精子の質の低下や睾丸内での酸化ストレスを招く。しかし、ルチンを予め投与しておけば、このような毒性を回避できる。ルチンは抗酸化物質グルタチオンの生成を促進するため、生殖毒性からの保護作用を獲得できた。