精子無力症患者の凍結融解精液中の精子パラメーターに対する、ケルセチンの効果
The effect of Quercetin on the quality of sperm parameters in frozen-thawed semen of patients with Asthenospermia
- 出典:
- Andrologia
- 2021
- 53
- e14167
- DOI:
- 10.1111/and.14167
- 要旨:
- 精子無力症患者25名から採取した精液を、フレッシュ、コントロール、ケルセチン添加(50 μM)の3グループに分けた。凍結から7日後、サンプルを室温で解凍した際の各能力を比較した。フレッシュと比べると、マロンジアルデヒドとDNA損傷レベルは、コントロールで有意に増加し、精子の質が低下した。総運動性・正常な形態、生存率・抗酸化酵素活性は、コントロールよりもケルセチン添加群で有意に増加した。ケルセチン添加群のマロンジアルデヒドとDNA損傷は、コントロールと比べて有意に低下した。